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ステンレス

表面仕上げ

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ステンレス Stainless Steel


ステンレスの特徴
ステンレスとは「Stainless」のことで、「さびない」という意味です。名前が示す通りステンレス鋼は一般の鋼に比較すると極めて優れた耐食性があります。しかし特定の環境下、使用条件のもとでは「さび」や「腐食」が起こることがあるので、正しい使い方をすることが重要です。ステンレスは合金の一種で、鉄にクロム、ニッケルなどを加え、含有するクロムが空気中で酸素と結合して表面に不動態皮膜をつくるため錆びにくい性質があります。また、鋼鉄に比べて引張り強度が高く、また伸びが大きいため機械加工性が良い特徴があります。このため、メッキや塗装をしなくても良く、屋外や湿気のある場所、化学薬品を扱う機械器具など多くの製品に使用されています。
ステンレスの種類
化学成分による分類 クロム系とクロム・ニッケル系ステンレス
ステンレスは鉄が最も多く含まれており、クロム及びニッケルが主成分です。クロムだけを含む場合「クロム系ステンレス」クロムとニッケルを含む場合「クロム・ニッケル系ステンレス」といいます。代表的なものに、クロムを13%含む13クロムステンレス、クロムを18%含む18クロムステンレスと、SUS304として一般的に使用される18クロム8ニッケルであります。クロム、ニッケル以外に炭素、リン、硫黄などの不純物の量やモリブデン、銅、ニオブ、チタンなどの添加物の配合が特性に大きな影響を与え、様々な品種が製造されています。
金属組織による分類 マルテンサイト、フェライト、オーステナイト
ステンレスは成分分類以外に金属組織分類があります。金属は結晶の構造が異なることにより、組織が違ってきます。これは成分と温度により決まり、ステンレスの代表的な金属組織にマルテンサイト、フェライト、オーステナイトがあります。マルテンサイトはオーステナイトが急冷されたもので、結晶内にひずみがあり、硬い性質をもちます。クロム系ステンレスはマルテンサイト組織を有するものと、フェライト系ステンレスを有するものがあります。クロム・ニッケル系は一般にオーステナイト組織を有しており、オーステナイト系ステンレスと呼ばれています。
主なステンレスの材料例
分 類
鋼 種
概略組成
オーステナイト系 SUS 201
17Cr-4.5Ni-6Mn-N
SUS202
18Cr-5Ni-8Mn-N
SUS301 17Cr-7Ni
SUS302 18Cr-8Ni-0.1C
SUS303 18Cr-8Ni-高S
SUS304 18Cr-8Ni
SUS304L 18Cr-9Ni-低C
SUS316 18Cr-12Ni-2.5Mo 
SUS316L 18Cr-12Ni-2.5Mo-低C
 フェライト系 SUS430 18Cr 
SUS444 19Cr-2Mo-Ti,Nb,Zr-極低(C,N)
 マルテンサイト系 SUS410  13Cr

 


引用:ステンレス協会 改定ステンレスの初歩

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